影絵手帖

月岡グリムの影絵ブログ

オーギュスト・エドゥアール|フランス人シルエットアート画家

世界の影絵作家

2022.03.20更新

オーギュスト・エドゥアール|フランス人シルエットアート画家

引用:Auguste Edouart | The Magic Lantern | The Metropolitan Museum of Art

オーギュスト・エドゥアールの生涯

オーギュスト・エドゥアール(Auguste Edouart)は、1789年生まれのフランス人シルエット肖像画家。

25歳にロンドンへ渡り、19世紀のイギリス、スコットランド、アメリカ、フランスで活躍した。ハサミを使って黒い紙を切り抜き、横顔の全身像のシルエット肖像を創るのを基本的な創作スタイルとし、5分以内に切り抜くことをルールとした。

エドゥアールは、36歳の時にシルエットを専門とする肖像画家として働き始めたが、3年間滞在したスコットランドでは約5,000のシルエット肖像画を作成すなど精力的に創作活動をおこなった。
また、その後はアメリカに10年間滞在し、多くの有名なアメリカ人のシルエットを創作している。

彼は創作の時はいつも二重にした紙からシルエットを切り取り、1枚をコピーとして自分のために残しており、アメリカを去る時にその数は5万以上にもなったといわれる。しかし、イギリスに戻る途中の船が難破し、命は助かったものの彼のコピーコレクションのほとんどは失われた。

ショックを受けたエドゥアールはフランスに戻り、その後はシルエットアート作家作家としての活動を行わずに72歳で生涯を閉じた。

オーギュスト・エドゥアールの作品

エドゥアールの作品は、スコットランド国立美術館やボストン美術館、有名な英国人の肖像画をコレクションするロンドンのアートギャラリー”ナショナル・ポートレート’ギャラリーなど多くの世界的有名美術館、ギャラリーに収容されている。

また、2015年には、エドゥアールの作品を含むシルエットアート展「The Art of the Silhouette in 19th-century Cork(クロフォードアートギャラリー・アイルランド)」が、2019年には「Black Out: Silhouettes Then and Now(ナショナルポートレートギャラリー・ワシントンDC、バーミンガム美術館・イングランド、)」が開催されている。

エドゥアールの作品は、スコットランド国立美術館やボストン美術館、有名な英国人の肖像画をコレクションするロンドンのアートギャラリー”ナショナル・ポートレート’ギャラリーなど多くの世界的有名美術館、ギャラリーに収容されている。

また、2015年には、エドゥアールの作品を含むシルエットアート展「The Art of the Silhouette in 19th-century Cork(クロフォードアートギャラリー・アイルランド)」が、2019年には「Black Out: Silhouettes Then and Now(ナショナルポートレートギャラリー・ワシントンDC、バーミンガム美術館・イングランド、)」が開催されている

オーギュスト・エドゥアール

引用:Auguste Edouart | Maria Gracia London | The Metropolitan Museum of Art

参考文献

metmuseum.org. Auguste Edouart | The Magic Lantern. metmuseum.org , 2022-3-20
nationalgalleries.org. Augustin Edouart. nationalgalleries.org , 2022-3-20